カリフォルニアでは、前に述べたように、地面に近づけすぎると、暑すぎてぶどうの実が割れたりする危険があります。また、歴史が浅いこともあり、比較的土壌に対する世界的な評価も確立していません。そこで、彼らは出来るだけぶどうの実本来が持っているフルーティーな要素を純粋にワインに引き出そうと、努力をしています。実を1m程度のところに熟成させる方法は、ここでのワイン造りの目的に適合しています。フランスワインを味わった後にカリフォルニアワインを味わうと感じる「ぶどうの実を囓ったようなフレッシュな香り」は、この造り方の違いによるものから来る、と思われます。そして、カリフォルニアワインの高級品は、ぶどう品種名をつけたバラエタル・ワインになっているのです。(この部分は、97年10月訪問ナパバレー・スターリングビンヤード Robert
Crane氏の話を参考)